12. Nikon ED50のデジスコ( E7900 )
ここでは、ニコン ED50 の撮影画角と描写性能を接眼レンズを変えてテストしてみました。
Nikon ED50

対物レンズの口径がEDレンズで50mmの長さ209mm、重さ455g超小型軽量のフィールドスコープです。
スコープ本体が軽いためにデジスコの場合、重量バランスが後方に偏るため長めのバランス調整が必要となります。

16XDS アイピース

FSB-1Aの取説内にDS16xを使用する時はブラケットリングFSBR-1を取り付けるとあります。
1.5mmのスペーサーの役目でケラレ調整の物のようで、アイピース交換の度に取付も面倒で忘れると思い、DS16xのアイピースにスペーサー効果とハレ防止を兼ねて両面テープと植毛紙で加工しました。

撮影方法と表示画像について

被写体は高さ11cmのぬいぐるみのフクロウ君になってもらい、距離15mの位置で撮影しています。
カメラは Nikon COOLPIX E-7900 を使用して、ワイド端・中間・テレ端とで撮影しています。
表示画像は、ノートリミングの状態で撮影画角を確認できます。各々の画像をクリックすると中心部の拡大画像が表示できます。拡大画像は1/2にリサイズした画像の中心部を600×450ピクセルに切り出し、一定のシャープ処理をしています。

16xDS ED50+16xDS+P1+FSB-1A+E7900
ワイド端 7.8mm 中間 14.9mm テレ端 23.4mm
合成焦点距離 608mmf2.8 合成焦点距離 1824mmf7.5
27xDS  ED50+27xDS+FSB-1A+E7900
ワイド端 7.8mm 中間 14.9mm テレ端 23.4mm
合成焦点距離 1026mmf4.2 合成焦点距離 3078mmf12.6
実写サンプル

遠距離撮影の27xDSでは、解像感に乏しく、小型スコープの限界を感じる結果でした。

ED-50+27xDS+FSB-1A+E7900
拡大
06.11.04 No.E79-02892
まとめ

ED50の場合、今回のテストでは近距離の16倍では、まずまずの結果でしたが、27倍の遠距離では解像感の乏しい結果となりました。これ1本では全ての撮影は難しいものの、小型軽量の特徴を生かした飛び物の手持ち撮影などには有効な選択肢になると思えます。