2017年シーズンのミツユビカモメ 銚子漁港 2017.06.02 作成
 17年度シーズンの銚子漁港でのミツユビカモメをまとめてみました。
年々銚子漁港での個体数が少なくなってきていますが、今シーズンは特に2月の春一番が吹く前は負傷した個体ばかりでしかも少ない状態が続いていましたが、春一番が吹いて以降は複数で飛び交う姿が見られるなど数年ぶりにシーズン終盤まで数の多い状態が続きました。
ミツユビカモメ 成鳥冬羽   シーズンの初めてのミツユビカモメです。
例年11/3の文化の日付近が私の平均的な初認日で今年も例年通りです。確認したのは1個体ですが堤防で休む姿や飛翔、海上、食事と色々な姿が見られました。
No.161104-80HD-S120-78866 特大 拡大 No.161104-7D-64402 特大 拡大
No.161104-7D-64399 特大 No.161104-7D-64422 特大 No.161104-S120-78718 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今回は成鳥3個体を確認しました。
初列風切は今回の3個体共旧羽と新羽が見られます。
動画は歩く姿がかわいらしい個体です。

No.81969 MP4 HD動画 116秒 95M
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No.161127-80HD-S120-81948
No.161124-7D-66608 特大 拡大 No.161124-7D-66042 特大 拡大
No.161125-7D-66355 拡大 No.161125-7D-66350 拡大 No.161125-7D-66103 拡大
負傷ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今回はこの負傷個体のみ確認しました。
元気に食べ物を探して飛び回っていて負傷に気がつきませんでしたが、頸の後に傷跡が見られます。
傷のため港内に入ったようですが、この時だけの確認でした。

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特大 1600×1100
No.161209-7D-67841
No.161209-7D-67942 特大 No.161209-7D-67834 特大 No.161209-7D-67847 特大
ミツユビカモメ 第1回冬羽

下の成鳥を見ていたら真ん前に突然降りてきました。
大きめの体長に長めの嘴で元気な男の子のようです。

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特大 1600×1100
No.161222-7D-69516
No.161222-7D-69556 特大 No.161222-7D-69544 特大 No.161222-7D-69466 特大
負傷ミツユビカモメ 成鳥冬羽   成鳥はこの負傷している個体のみ連日確認しました。堤防に座り込んでいて何か変だなと思っていましたが、右翼下面に傷の跡が見られます。
No.161222-7D-69596 特大 拡大 No.161224-7D-70297 特大 拡大
No.161222-7D-69641 特大 No.161224-7D-70330 特大 No.161225-7D-71380 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

この個体は今回の訪問中何度か観察出来た個体で胸部に傷跡が見られ、尾羽にも襲われた形跡が見られます。
最初に見たときは胸の傷が目立ちましたがほぼ1週間で傷がやや目立たなくなってきていました。

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特大 1600×1100
No.170210-7D-82446
No.170208-7D-81560 特大 No.170203-7D-78667 特大 No.170203-7D-78655 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽 

この個体は釣り針を飲み込んでいる様で嘴によりもどしが見えテグスも2mくらい繋がっており翼に絡んだらかなり危険な状況です。
保護できれば良いのですが近くに寄ろうとすると飛び出して保護できませんでした。

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特大 1600×1100
No.170210-7D-82507
No.170210-7D-82534 特大 No.170210-7D-82564 特大 No.170210-7D-82594 特大
油爆ミツユビカモメ 成鳥冬羽 

この個体は致命傷はなさそうですが、腹部付近に油が付着して茶色く染まっています。

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特大 1600×1100
No.170211-7D-82693
ミツユビカモメ 第1回冬羽 

雨の翌日に現れた個体で特に負傷の様子は見られませんでしたので、風雨を避けて港内にやって来たようです。
久々の健康そうなミツユビカモメです。

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特大 1600×1100
No.170209-7D-82207
No.170209-7D-82218 特大 No.170209-7D-82234 拡大 No.170209-7D-82230 拡大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

春一番の強風から多くのミツユビカモメが港内で見られるようになりました。
キーキー・プープーと鳴きながら飛び交って海面の食べ物を探していたり、海面をゆっくり移動しながら浮遊物を探したり、堤防の車止めで休んだりと様々な姿が見られました。

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特大 1600×1100
No.170218-7D-83547
No.170218-7D-84223 特大 No.170218-7D-84180 特大 No.170219-7D-84304 特大
No.170222-7D-86206 特大 No.170222-7D-86256 特大 No.170222-7D-86219 特大
No.170222-7D-86290 特大 No.170219-7D-84289 特大 No.170224-7D-88149 特大
No.170217-7D-83244 特大 No.170224-7D-88133 特大 No.170224-7D-88106 特大
No.170224-7D-88161 特大 No.170224-7D-88152 特大 No.170224-7D-88168 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

ミツユビカモメの数が増えてきても港内に入ってくる個体は老鳥や負傷したり、写真のように尾羽を全て失った個体など何か訳ありの個体が多く、残念ながら落命する個体も見られました。

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特大 1600×1100
No.170220-7D-85169
No.170221-7D-85984 特大 拡大 No.170219-7D-84298 特大 拡大
ミツユビカモメ 第1回冬羽   M字班の特徴的な第1回も複数個体が見られました。
No.170222-7D-86364 特大 拡大 No.170219-7D-84433 特大 拡大
No.170218-7D-84151 特大 No.170218-7D-84159 特大 No.170222-7D-86373 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

2/17の春一番の強風から多くのミツユビカモメが港内で見られるようになっています。
キーキー・プープーと鳴きながら飛び交って海面の食べ物を探していたり、海面をゆっくり移動しながら浮遊物を探したり、堤防の車止めで休んだりと様々な姿が見られました。

No.87837 MP4 HD動画 93秒 91M
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特大 1600×1100
No.170308-S120-87847
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

初列風切に旧羽はなく先端の黒色部が綺麗に換羽が済んでいます。
これらの個体は銚子漁港にやって来るミツユビカモメの中で換羽時期が早いタイプですが頭部の白い夏羽の姿はまだ見られませんでした。

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特大 1600×1100
No.170308-7D-91072
No.170305-7D-89391 特大 No.170304-7D-88533 特大 No.170308-7D-91716 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

初列風切に退色磨耗した旧羽が目立ち、雨覆にも磨耗が目立つ個体です。
以前の標識調査で頭部の黒班が薄く磨耗した老鳥でこのような換羽遅れが見られましたが、老鳥と合わせて亜種によっても換羽時期が異なるのか興味深いところです。

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特大 1600×1100
No.170304-7D-88646
No.170307-7D-90187 特大 No.170307-7D-90255 特大 No.170308-7D-91730 特大
負傷ミツユビカモメ オオセグロカモメを食す

普段港内では海面の浮遊物を食べていますがこの負傷個体は珍しく事故に遭ったオオセグロカモメを食しています。

No.87867 MP4 HD動画 77秒 76M
No.87868 MP4 HD動画 58秒 57M
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No.170308-7D-91061
ミツユビカモメ 成鳥冬羽/第1回冬羽

ミツユビカモメの第1回と成鳥のツーショット2月中旬から港内に入ってきた個体が増えたのでこんな景色が見られるようになりました。

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No.170307-7D-90230
ミツユビカモメ 第1回冬羽

港内のミツユビカモメが増えて第1回の個体も3個体確認しました。

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No.170308-7D-91119
No.170307-7D-90217 特大 No.170305-7D-89044 特大 No.170310-7D-92312 特大
ミツユビカモメ 成鳥夏羽 A

銚子漁港ではシーズン末期のみに見られる頭部が白くなった綺麗なミツユビカモメ夏羽の姿です。
ただこの個体は右足を負傷しているために港内に入ってきたようです。

No.98225 MP4 HD動画 102秒 97M
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No.170320-7D-93971
No.170320-7D-94028 特大 No.170320-7D-93990 特大 No.170320-7D-94061 特大
No.170320-7D-93896 特大 No.170320-7D-93959 特大 No.170320-7D-93945 特大
ミツユビカモメ 成鳥夏羽 B

ミツユビカモメの成鳥の中でも既に夏羽の姿になっている換羽の早いタイプです。
この個体は右翼に釣りの仕掛けが絡んでいて港内に入ってきたようです。
休憩には繁殖地の岸壁のような狭い所を好んでいます。

No.98280 MP4 HD動画 120秒 116M
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特大 1600×1100
No.170320-7D-93766
No.170320-S120-88294 特大 No.170320-7D-93728 特大 No.170320-7D-93715 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

まだ冬羽の姿ですが初列風切に旧羽はなく先端の黒色部が綺麗に換羽が済んでいるタイプで雨覆の磨耗はあまり目立ちません。

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No.170323-7D-95926
No.170319-7D-93346 特大 No.170319-7D-93353 特大 No.170325-7D-97470 特大
ミツユビカモメ 成鳥または第3回冬羽

初列風切に退色磨耗した旧羽(P10〜P8)が目立ち、雨覆にも磨耗が目立つ換羽の遅いタイプの個体です。
以前の標識調査で頭部の黒班が薄く磨耗した老鳥でこのような換羽遅れが見られましたが、老鳥と合わせて3回位の若鳥でも換羽時期が異なるのか興味深いところです。

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特大 1600×1100
No.170320-7D-93802
No.170323-7D-95982 特大 No.170325-7D-97448 特大 No.170320-7D-93795 特大
ミツユビカモメ 第1回冬羽

第1回の特徴の翼のM字班などの黒色に近かった黒班も徐々に退色し茶色味になり、尾羽のテールバンドは磨耗で短くなりバンドが無いように見えてきます。

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特大 1600×1100
No.170323-7D-96039
No.170323-7D-96029 特大 No.170323-7D-96051 特大 No.170325-7D-97461 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

シーズン後半の2月からは近年にない多くの個体が入り、車止めで休む姿やキーキー、プープー鳴きながら飛び交う姿が多く見られました。
夏羽の姿は見られませんでしたが4月に入ってもまだ少数が見られました。

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特大 1600×1100
No.170406-7D-98777
No.170406-7D-98548 特大 No.170406-7D-98621 特大 No.170406-7D-98662 特大
ミツユビカモメ 第1回冬羽

第1回はこの個体だけでしたが4月に入ってもまだ1Wが見られたのは嬉しい限りです。

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特大 1600×1100
No.170407-7D-00750
No.170408-7D-01648 特大 No.170408-7D-01658 特大 No.170407-7D-00794 特大