11年度シーズンの銚子漁港でのミツユビカモメをまとめてみました。今シーズンはどんな個体と出会えるか楽しみです。
ミツユビカモメとセグロカモメ

今シーズン初めてのミツユビカモメです。セグロカモメと並んで、こんな風景を今シーズンも楽しみです。
ミツユビカモメの右足には青白青の標識が付いていますが何処で付けられたか気になるところです。

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標識ミツユビカモメ 冬羽に移行中   頭部はまだ白っぽく初列は摩耗した旧羽が目立ちます。羽繕いをしたり、頭かきをしたりと愛嬌のある姿を見せてくれました。
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カラーリングの調査結果 11.08.31 追加

 山階鳥類研究所を通じてこの個体の調査をして頂いた結果、アラスカ科学センター スコット博士が18年前の1992年6月30日にミツユビカモメの繁殖地のオホーツ ク海北部ロシアのタラン島での調査訪問時に標識放鳥した繁殖中の雄成鳥との貴重な調査結果が得られました。

スコット博士よりミツユビカモメは5歳以上になって繁殖を行うので、昨年の撮影時点で23歳以上の老鳥と考えられ、写真から磨耗した羽が興味深く老鳥の特徴と一致するとの事です。

銚子漁港では、今回の個体のように大きく磨耗した個体を多く見かけ疑問に思っていましたが、喚羽時期の異なったタイプとも考えていましたが、今回の貴重な調査結果から、この個体が23歳以上の長寿の老鳥であることに驚かされました。
銚子漁港に入ってくるミツユビカモメの多くが、やや体力が低下したせいか、海上の集団と行動を別にする老鳥が多い可能性が有ると思えます。

今回の調査では山階鳥類研究所の大きなご協力を頂き特定に至りました。

ミツユビカモメ 成長冬羽   今シーズン初めて近くでかわいらしい姿を見られました。この個体は完全な冬羽の姿で、綺麗な個体でした。
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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

例年12月に入り個体数が増えてきますが、今シーズンはほとんど見かけません。
今回2日間で1個体のみでちょっと心配です。
ただこの個体は大変冬羽の綺麗な個体です。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

12月に続き個体数が少ない状態が続いていますが、やっといつもの休憩場所に3個体が並ぶ姿が見られました。
1個体だけでしたが飛び回り食べ物を探す姿が見られました。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

12月に続き個体数が少ない状態が続いています。
今回はカモメの数が増えてきているのに2個体と少ない状態でした。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

前月に続き個体数が少ない状態が続いています。
今回もカモメの数が増えてきているのに1個体のみと異常に少ない状態でした。
目の前に降りてくる姿が見られたのは過去のものになってしまったのでしょうか。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

久しぶりに近くでかわいらしい姿が見られました。今回の訪問では、なんとか8個体を観察できました。
この個体の嘴は上下でズレがあります。
日曜日の朝には朝日を浴びた姿を近くで見られました。

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油曝ミツユビカモメ 成鳥冬羽  見ての通りかなり厳しい状況です。助かってほしいものです。
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いろんなミツユビカモメです。頭部の黒班の現われ方は個性的で、左上は足の色が茶色の個体。右下は顔が腫れ上がっていました。
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ミツユビカモメ 成長冬羽

ミツユビカモメの少ない状態は依然と続いていますが今回は5個体観察できました。右の個体は嘴に班が残っていますので第2回かもしれません。
下の個体は、驚くほど額が高く、黒班も薄めでアカアシを想像してしまいます。

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ミツユビカモメ 成長冬羽   今シーズン異常に少なかったミツユビですが、今日はいつもの堤防に並んで休んでいる姿が見られ、合計14個体を確認できました。
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ミツユビカモメ 左:第1階冬羽 右:成長夏羽に移行中   第1回の個体が入っているのは聞いていましたが、やっと確認できました。
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