タイミルセグロカモメ L.H.tamyrensis は、ホイグリンカモメとセグロカモメの交雑種との説もあり両者の中間的な特徴をもっています。
冬鳥として銚子港に飛来し、渡りの時期には多く見られます。
セグロカモメに比べ、足の色が黄色味を帯びて、換羽時期が遅く12月でも旧羽が残る場合が多く大きな特徴です。
背のグレーの濃さはセグロカモメと同等からやや濃い程度まで様々で、嘴の赤班がやや大きく、頭部の茶班は細かく後頸に集中する傾向があります。
成長夏羽

嘴と足のオレンジ味の黄色が冴えてすごく綺麗な個体でした。
足が長く見え、背のグレーはやや濃いめの濃さでした。
この個体はセグロカモメが飛来する前に銚子にやってきました。
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05.10. 7 波崎新港 No.1D-13048
成鳥夏羽


今日のタイミルはセグロよりやや濃いめの標準的な感じです。
シロ、セグロと並んでグレーの濃さが比較できます。

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No.131012-80HD-S120-02227
成長夏羽から冬羽に移行中

この個体は、やや小型で嘴の赤斑は大きく濃い赤で、上嘴まで赤味があります。背のグレーはセグロカモメよりやや濃いめです。
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05.10.22 波崎新港 No.1D-13368
ホイグリン系カモメは換羽時期がセグロカモメに比べ遅く、退色摩耗した旧羽が目立ちます。
No.061028-1D-32342 拡大 No.061028-1D-32336 拡大
成長夏羽

この個体は、まだ頭部は白く、嘴の黄色の冴えが強く、特に換羽の遅さを感じさせてくれます。
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No.081101-774-S80-20484
No.061104-E79-03012 拡大 No.061104-30D-05156 拡大
成鳥夏羽から冬羽へ移行中   11月には足の黄色味のタイミルがセグロカモメの5から10%含まれている印象で多く見られました。背の濃さはセグロとウミネコの中間位で今回はやや濃いめの個体が目立ちました。換羽の状況は頸に細かい茶班が現れてきていますが、セグロカモメより遅く初列には退色磨耗した旧羽が残りセグロカモメより1〜2ヶ月は平均的に遅い印象です。
No.131109-80HD-S120-09528 拡大 No.131109-80HD-S120-09535 拡大
No.131110-S120-10318 拡大 No.131110-S120-10486 拡大 No.131110-S120-10538 拡大
成長冬羽

11月のホイ系の個体の初列は、初列風切に旧羽が目立ち一般的なセグロカモメより換羽が遅くなっています。
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No.081115-774-P60-00366
No.071117-774-S80-10585 拡大 No.071117-774-S80-10596 拡大
成鳥冬羽に移行初期 (負傷)

ホイ系の特徴的な個体で、換羽時期が遅いため初列風切は旧羽が目立ち、頭部はまだ白く、嘴は赤斑が大きめで黄色味は冴えています。

この個体は特に換羽が遅く感じます。

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No.091121-50D-02965
No.091121-50D-03019 拡大 No.091121-50D-02976 拡大 No.091121-50D-02980 拡大
成長冬羽

足の黄色味を帯びた個体は集団の中を探すと少数が見つかりますが、この個体は黄味が強くはっきりしています。
背のグレーはあまり濃くなくセグロと同等ですが、初列は旧羽でやはり換羽時期が遅い傾向にあります。

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No.121124-7D-04979
成鳥冬羽

ホイ系のほとんどはまだ初列風切に旧羽が残りセグロカモメより約1〜2ヶ月程換羽の進行が遅い傾向を確認出来ます。
この個体は頭部の茶班が濃く現れています。

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No.131124-80HD-S120-12086
成長冬羽

この個体は、背のグレーはセグロカモメよりやや濃いめです。この時期のホイ系の個体の初列は旧羽が目立ち一般的なセグロカモメより換羽が遅くなっており、12月ごろから新羽が目立ち出します。
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05.11.26 波崎新港 No.1D-14734
No.061202-30D-05797 拡大 No.081206-774-P60-01259 拡大
No.071208-774-S80-11126 拡大 05.12.29 波崎新港 No.1D-17485 拡大
成鳥冬羽

12月になりセグロの集団の中のタイミルの割合は幾らか減ってきていますがまだそこそこ見られます。
この個体のように足や初列が長いのもタイミルの特徴です。

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No.131213-80HD-S120-12912
足の黄色味が目立つ個体(中央)この個体は初列風切の先端部の白点が長いのが目立ちます。
03.12.20 銚子港 No.2883 左の写真を拡大
成鳥冬羽

足が黄色味で、頭部が白っぽく目立ちました。背の濃さはセグロと同等ですが、タイミルセグロカモメなら換羽が遅く、この時期まだP10は旧羽が残っている個体が多いのですが、この個体は既に新羽が伸びていて、換羽はセグロカモメの中でも早いくらいです。
タイミルセグロカモメかどうか大変疑問の残る個体です。

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No.121230-7D-05858
No.080102-774-S80-12409 拡大 No.080102-774-S80-12436 拡大
成鳥冬羽

一般的にタイミルセグロカモメの背の濃さはセグロと同じかやや濃いめとされていますが、この個体はワシカモメと同じくらい薄目です。
左下写真では中央のワシカモメの左側で寝ているのが、背が薄くアメリカセグロかと思っていたら立ち上がったら足が黄色いのに驚きです。
P10は旧羽で換羽も遅く、やっぱりタイミルだよなと疑問が残る個体です。

拡大 No.130105-80HD-S110-05374
成鳥冬羽   換羽の遅いタイミルですが、右の個体はまだP10に旧羽がのこりますが、左の個体は旧羽のP10が抜け落ちて短い新羽が目立ちます。タイミルはセグロカモメに比べ1.5〜2ヶ月位換羽が遅い印象です。
No.130113-80HD-S110-06686 拡大 No.130112-80HD-S110-05517 拡大
成鳥又は第4回

移動の時期(約10月や3月)は、ホイ系の個体が多く見られるようになります。

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No.070310-SD-00323
成鳥冬羽

3月の移動時期は足の黄色味のあるタイミルをよく見かけるようになっています。
冬場の銚子では背の薄い個体が目立ちましたが、この個体は標準的なやや濃いめの感じです。

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No.130323-80HD-S110-10987
成鳥夏羽に移行中

背のグレーは標準的なセグロカモメと同じくらいで、首の後に茶斑が残っているものの嘴の黄色味の冴えは強くなってきています。

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No.090328-50D-02067
成鳥夏羽に移行中

タイミルも嘴の黄色の冴えも出てきて夏羽の雰囲気がでてきました。

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No.130330-80HD-S110-11280
成鳥冬羽

今日は足の黄色いホイ系があちこちで目立ちました。
渡りの時期に多く見られるようです。

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06.04.01 銚子港 No.1D-28237
成鳥夏羽に移行中

春と秋の移動の時期に足の黄色いホイ系の個体がよく見られるようになります。
今日は偶然にホイ系が列んでいますが、左の個体の方が足の黄色味が強く、背のグレーもやや濃くなっていますが、オオセグロよりは薄く見えます。

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No.080405-774-S80-16265
No.080405-774-S80-16250 拡大 No.080405-774-S80-16231 拡大
成鳥夏羽に移行中

今週もホイ系があちこち目に付きました。後ろのセグロカモメに比べ背のグレーはやや濃く、嘴の赤斑が大きく見えます。

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06.04.07 波崎新港 No.1D-28430
成鳥夏羽に移行中    タイミルも夏羽の姿に変わってきています。右の個体の嘴が穴が開いたように変形しています。
No.130413-7D-11065 拡大 No.130413-80HD-S110-11626 拡大
成鳥夏羽    足の黄色いホイ系はよく見られました。今日観察した個体の背のグレーの濃さはセグロカモメとほとんど同じ程度で、極端に濃い個体は見られませんでした。
No.120414-7D-04105 拡大 No.120414-7D-04161 拡大
成鳥夏羽   換羽の遅いタイミルセグロカモメですが、頭部は真っ白になりすっかり夏羽の姿で、初列は磨耗が目立ちます。タイミルはこの個体のみでしたが、何で移動が遅れているのか、特別欠陥があるように感じられませんでした。
No.130502-7D-11609 拡大 No.130502-7D-11459 拡大
No.130502-7D-11510 拡大 No.130502-7D-11475 拡大 No.130502-7D-11537 拡大
ホイ系又はホイグリンカモメ
第1回冬羽

ちょっと濃いめの個体くらいしか思っておりませんでしたが、詳しい方からご指摘がありホイ系またはホイグリンカモメとわかりました。

詳細は掲示板406(1/3)を参照下さい

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No.080102-774-S80-12623
第1回冬羽  この個体は、コントラストの有る濃い褐色の体色で目立ちました。この時期に頭部は白っぽく、嘴のピンク色の部分も多く見えます。
No.121020-80HD-S110-00267 拡大 No.121020-80HD-S110-00283 拡大
第3回冬羽     この個体、、背の濃いグレーにかわいらしい顔つきで目立ちました。この顔はオオセグロではないので、タイミルかなとも考えながら観察していると、嘴と足に黄色味があります。
No.130309-80HD-S110-09433 拡大 No.130309-80HD-S110-09447 拡大
第3回冬羽

この個体、雨覆の褐色部が濃く目立ちました。グレーは標準的で、後頸部に班が集中し、嘴は黄色味になってきています。

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No.130316-80HD-S110-10332
幼羽

この個体、雨覆の鱗模様がややホイ系といった感じに見えました。

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No.101218-774-S95-00996
ホイグリンカモメのページ