探 鳥 日
 2010年3月20日(土曜)
場 所  銚子漁港(第3・第2漁港)
天 候  晴れ 強風(南風)11m
主な鳥種  カナダカモメ(2)、ミツユビカモメ(10?)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、ウミネコ(○)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、バードウオチャー(20)
ま と め  今日は先週と同じく暖かいが風の強い一日でした。
港の奧には広い入り江が現れましたが、今日は第二漁港でセグロイワシが揚がっており、入江の食べ物より新鮮なセグロイワシが好物のようで入江のカモメは少な目で、ここの常連のカナダカモメは現れたものの期待していたカムリアンは見られませんでした。
カモメの集まる入江

港内の隅の方に干潮時にだけ現れる入江に魚の加工工場から流れてくる排水に混じった魚のクズを求めてカモメ達が集まってきますが、今日は広い入り江が現れた割には第二漁港でセグロイワシが揚がっていたため今日の入江は人気薄でした。

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No.100320-S90-07057
カナダカモメ 成鳥冬羽

この個体、先週もここに現れており、新鮮なセグロイワシより楽に餌採りが出来るここが気に入っているようです。

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No.100320-774-S90-06735
カナダカモメ 第3回冬羽  この個体、寝ている姿を発見し、背のグレーが薄めで体も大きく、ワシカモメにしては初列が濃いめに見え、ワシ系雑種と思いましたが、立ち上がって顔を見るとカナダではとの意見があり、その後翼のパターンを確認し確定。本個体はワシカモメの最小個体より大きくも感じカナダカモメの大きさのバリエーションが増えた印象で、嘴が小さいというより頭部が大きく感じる個体でした。
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ホイグリン系カモメ 成鳥冬羽から夏羽

この個体、足がやや黄味を帯びて、背のグレーはやや濃いめです。既に嘴は黄味が冴えてオレンジ色のように見えます。移動が始まったのかこのタイプ個体が数個体見られました。

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No.100320-774-S90-06739
ワシカモメ 第3回冬羽  ワシの第3回が2個体現れ、左は体の大きな雄個体、右は小型で頭部に丸味を感じる雌個体でしょうか。
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シロカモメ 第3回冬羽

この個体、小型のバロタイプと思えますが、通常の大型のシロカモメに比べてやや小さく、初列の突き出しが長く、スラットした体型と言われますが、線引きはやや曖昧な感じです。

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No.100320-774-S90-07026
シロカモメ 第1回冬羽

この時期は多くのシロカモメの第1回の個体があちこちで目立ちます。
この個体は大型の典型的なシロカモメです。

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No.100320-774-S90-07070
シロセグロ雑種? 第2回冬羽

この個体、体型的にはセグロカモメですが、背のグレーが薄く、初列の濃さもセグロにしては薄くなっておりシロカモメ系雑種のように思えます?

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No.100320-774-S90-06953
セグロカモメ 第1回冬羽  この個体、上嘴が2本になっていて目立ちました。生まれつきの奇形なんでしょうが、まだ第1回の個体ですので元気に成長して欲しいと思います。
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ウミネコ 第1回冬羽

この時期の第1回の個体は体色がどんどん薄くなってきていますが、この個体はまだ体色の茶色味が濃い個体です。

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No.100320-774-S90-07090
今回の観察・撮影機材
デジ眼 : EOS-50D EF 70-300 F4-5.6 DO IS
デジスコ: TSN-774 +TE17W(30X) + S90 雲台:小型KDSジンバル
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