探 鳥 日
 2009年10月24日(土曜)
場 所  銚子漁港(第3漁港から第2漁港)
天 候  曇りのち小雨 風やや強く
主な鳥種  ウミネコ(○)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、カモメ(1)、ユリカモメ(○)、バードウオチャー(0)
ま と め  今日の銚子漁港はサンマの水揚げで賑わっておりました。
10月も後半になりセグロカモメが特に増えてきています。
この時期の観察の楽しみは、観察期間の少ない幼羽の観察とセグロカモメなどの喚羽の様子がわかりやすい時期ですので、この辺を中心に観てみました。
こぼれたサンマ

港内はサンマの水揚げで賑わっており、こぼれ落ちたサンマにめがけてカモメ達が我先にと押し寄せてきます。
港内にも段々とカモメが集まってきており今シーズンが楽しみです。

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No.091024-50D-02864
ユリカモメ 
左:幼羽に近い第1回冬羽 下:成鳥冬羽

この時期の楽しみにユリカモメの幼羽を探しますが、今日はこの個体が幼羽に近かった。
初列、次列の大雨覆がこんなに黒っぽい個体はあまり見かけない。
第1回の暗色タイプかどうかが大変気になるところです。

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No.091024-50D-02841
No.091024-774-S90-00391 拡大 No.091024-774-S90-00308 拡大
カモメ(タダカモメ) 幼羽

タダカモメはこの幼羽1個体のみ見られました。
タダカモメの幼羽の個体は毎年、成鳥に先駆けて早い時期にやって来ます。

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セグロカモメ 成鳥冬羽

セグロカモメはどんどん数が増してきています。
この時期は喚羽の状態を観察するのが楽しい時期で、頭部の茶斑の現れ方、初列風切が旧羽から新羽に替わっていきます。
この個体は旧羽が抜け落ちて、新羽が伸びてきています。

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セグロカモメ 第4回冬羽

この個体は、嘴に黒斑が少し残り、三列風切には褐色部が少し残っていますので第4回と思えます。

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セグロカモメ 第2回冬羽

第2回の個体は、背に薄いグレーが現れて、大雨覆が特徴的です。

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セグロカモメ 幼羽
この時期の楽しみが幼羽の姿ですが、右の個体は体色が茶色く見えますが、段々と左の個体の様にやや白っぽく見えるようになってきます。
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ホイグリン系カモメ 成鳥冬羽
この時期はホイ系が多く見られますが、今日はやや少なく感じられました。右の個体は喚羽時期が遅い特徴がわかりやすいですが、左の個体は嘴の赤斑がやや大きい程度であまり特徴的ではありません。
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オオセグロカモメ 成鳥冬羽

この時期はセグロカモメがどんどん入ってきておりオオセグロカモメは少なく感じます。

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オオセグロカモメ 幼羽

この個体は特徴的なオオセグロカモメ幼羽の姿で、羽縁の有る初列、不揃いな大雨覆の模様が特徴的です。

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ウミネコ 左:成鳥冬羽と第3回冬羽  右:第1回冬羽
左の写真は亜成鳥?と第3回が列びましたが、第3回ではこの時期嘴が青っぽく見えます。
写真右はウミネコ幼羽はほとんどが第1回冬羽の姿にかわっています。
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今回の観察・撮影機材
デジ眼 : EOS-50D EF 50-250 F4-5.6
デジスコ: TSN-774 +TE17W(30X) + S90 雲台:小型KDSジンバル
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