探 鳥 日
 2007年2月3日(土曜)
場 所  銚子漁港
天 候  晴れ
主な鳥種  ワシカモメ(△)、ミツユビカモメ(4)、ユリカモメ(○)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)カモメ(△)
ま と め  今日の銚子では、あれ!カモメが少ない。ただ、正月明けの少なさではなく、例年に比べ少ないのです。本来ならこの時期は数が増えてきていい時期ですが、先週より少なく、例年の半分位に感じました。
シロカモメやワシカモメの若鳥はよく目に付きますが、ミツユビカモメも少なく、常連のデカムリンやカナダカモメの87Bも入っていないようです。ちょっと心配なシーズン後半です。
カモメの少ない銚子漁港 礁前 今シーズンはなんでこんなにカモメの数が少ないか、素人なりの仮説をしてみました。まず、食べ物が少ないとカモメ達が港を離れる原則があります。
正月明けに大きく減少するのはこのためと思えます。
先週に比べ今週の少なさは、天候も良く水揚げもあった様子ですが、揚がってきてる魚の種が変わっていました。
先週はサバを中心に小型のセグロイワシが揚がっていましたが、今週は20cm位のマイワシが中心でした。マイワシはカモメ達も大好物ですが、最近では水揚げが少なくなり高級魚の部類に入り、水揚げ作業も丁寧で、こぼれ落ちる量が少なく、結果的にカモメ達の食べられるおこぼれが少なくなったため、多くのカモメが港を離れたと想像出来ます。
No.E79-06288
シロカモメ 第1回冬羽

先週に続き、シロカモメの姿が目に付きました。体色は白っぽくなってきた個体も見え始めましたが、ほとんどはこの程度の褐色味があります。

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No.E79-06214
シロカモメ 第1回冬羽

こちらはやや淡い褐色で、かわいらしく見えます。

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No.E79-06267
シロカモメ 第2回冬羽

第2回の個体は、第1回の個体より早く白っぽくなる傾向がありますが、虹彩の色がハッキリと淡くなっています。

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No.E79-06175
ユリカモメ 第2回冬羽

ユリカモメ第2回の特徴は少なく、足の色が成鳥に比べて、黄味のオレンジ色をしています。右側は成鳥。

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No.E79-06245
ユリカモメ 成鳥冬羽

ユリカモメの頭部の黒斑の出方が目の上にもハッキリ見えるタイプと薄いタイプが列んでくれましたが、バリエーションの意味するところが気になります。

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No.E79-06252
ユリカモメ 成鳥冬羽

スラットしていてかっこいいユリカモメ。

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Lumix FZ50
No.FZ50-00935
ウミネコ 成鳥夏羽

ウミネコ成鳥のほとんどが頭部が白く夏羽の姿に変わってきています。

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No.E79-06260
セグロカモメ 第3回冬羽

今日のセグロカモメは第3回、警戒すると首を高く伸ばします。前から来たトラック、それともカメラを持った変な人。

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Lumix FZ50
No.FZ50-00947
今日は多くのベテランの方々にお会いしました。貴重なお話ありがとうございました。
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