No.24-03 作成 2024.05.31
探 鳥 日
 2024シーズン後期  2024.03.02〜2024.03.29
場 所  銚子漁港
水 揚 げ  
主な鳥種 カナダカモメ(9)、アメリカセグロカモメ(1)、シロカモメ(3)、ワシカモメ(3)、ミツユビカモメ(△)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(△)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、ヒメカモメ(1)、カムリアンカモメ(1)
ま と め  3月になり今シーズンもそろそろ終盤になってきました。
今シーズンのスタートは1月になっても到着遅れから始まり、最盛期の2月には何時が最盛期かと思わせるくらいのカモメの数が異常に少ない状態でした。
 
今回の3月の訪問でもカモメの少ない状態での観察の中で、今回1月から観察していたヒメカモメがユリカモメと一緒に雨を避けて、念願だった近くに降りた姿を幸運にも見る事が出来ました。
 また偶然にも移動中の
セグロカモメの中に大変珍しい全身白化個体が観られて自分ではセグロカモメでは初めての経験で大変幸運でした。
 そして今シーズンはなんといってもカモメ総数の激減と特に心配なのがカナダカモメ、シロカモメやワシカモメの1Wなどの若鳥がほとんど見られなかった事です。
今シーズンが最悪の年として来シーズンは少しでも復活する事を願っています。
No.18
ミツユビカモメ 第1回冬羽   翼のM字斑が目立つミツユビカモメの第1回です。この個体は港内の堤防で度々見かけていましたが運良く干潟にやって来て目の前に降りてかわいらしい姿を見せてくれました。
No.240328-R7006707 No.240328-R7006811
No.240328-R7006781 No.240328-R7006792 No.240328-R7006595
ミツユビカモメ 成鳥冬羽   

今シーズンは沖が大荒れになって多くのミツユビカモメが避難して港内に入ってくる事が無かったので少数の個体が港内に滞在するに留まった。

No.240309-R7004604
ミツユビカモメ 成鳥冬羽から夏羽    3月末になると一部のミツユビカモメが頭部が白っぽく夏羽の姿に換羽中の個体が見られました。
No.240324-R7004754 No.240324-R7004765
ユリカモメ 成鳥夏羽   

3月末になり一部のユリカモメの頭部が黒っぽくなり夏羽の姿に変わってきました。
ただ3月末の時点で殆どは夏羽の換羽が始まった程度で頭部がゴマ塩のような個体が多く見られました。

No.240329-R7006993
ヒメカモメ 第2回冬羽   2月は海上を飛び回る姿を見ていましたが、今回はユリカモメと一緒に雨を避けて念願だった近くに降りた姿を幸運にも見る事が出来ました。ユリカモメの群れの中では小ささが特に目立ち、大きなユリカモメを意識してかいつも見かけたときは群れの隅っこで落ち着いているように見えました。
No.240308-R7004026 No.240308-R7003944
No.240308-R7004099 No.240308-R7003963 No.240308-R7004166
No.240308-R7004026 No.240308-R7003949 No.240308-R7003861
No.240308-R7004054 No.240308-R7004147 No.240308-R7004294
アメリカセグロカモメ 通称:目濁り君 第14回冬羽    1月11日に確認して以降度々港内で確認しています。出現頻度も高く体色の薄さもあり目立つ個体でいつも親しみを感じています。今シーズンもシーズンを通して楽しましてくれました。
No.240307-R7003381 No.240305-R7001872
No.240329-R7007162 No.240329-R7007166 No.240305-R7002177
No.240329-R7007144 No.240328-R7006448 No.240305-R7002561
カムリアンカモメ 通称:3号 第16回冬羽   今シーズンはシーズンを通して3号の姿を港内で驚くほどよく見かけるようになったけれど歳を重ねて行動パターンが変わってきたみたいです。
No.240304-R7000668 No.240304-R7000794
カナダカモメ 通称:ご子 第19回冬羽   銚子にやってくるカモメの中で最も思い入れのある個体で、自分のカモメ観察の記憶そのものです。例年早くやって来てシーズン中楽しませてくれていましたが、近年は初認日も遅くなり3月に入ってようやく干潟で歩き回るかわいらしい姿を見る事ができました。
No.240305-R7002047 No.240305-R7002309
No.240305-R7002256 No.240305-R7002261 No.240305-R7002278
カナダカモメ 成鳥冬羽   ちっちゃくて薄いカナダカモメらしい姿で、海面をすいすいと泳ぎ回る姿がかわいらしかった。
No.240306-R7003035 No.240306-R7002927
No.240306-R7002784 No.240306-R7002804 No.240306-R7002999
No.240306-R7003091 No.240306-R7003090 No.240306-R7003061
カナダカモメ 成鳥冬羽   雨の中で干潟に現れたかわいらしい個体です。
No.240308-R7003589 No.240308-R7003755
カナダカモメ 成鳥冬羽   

カナダカモメらしい濃い目のもやもや茶斑の個体です。

No.240327-R7005387
No.240327-R7006053 No.240327-R7006079 No.240327-R7006000
カナダカモメ 成鳥冬羽   
No.240326-R7005260 No.240326-R7005131
カナダカモメ 成鳥冬羽   3月に見かけたカナダカモメ成鳥
No.240302-R7000161 No.240304-R7001345
No.240304-R7001631 No.240328-R7006139
ワシカモメ 成鳥夏羽   

今シーズンのワシカモメは成鳥2個体が第2漁港の遠い堤防で見かけますが若い個体が極端に少なく感じます。

No.240303-R7000432
シロカモメ 通称:デカムリン 第26回?冬羽   個体識別している個体の中で最も長寿の個体になったのだろうか、今回は近くでうろうろする姿を観られました。来年も元気な姿を見せて欲しいですね。
No.240304-R7001494 No.240304-R7001521
セグロカモメ 成鳥冬羽   

下のペアーは同一個体と思っていましたが、別個体のペアーでした。
変に似てるな。
左のペアーには下嘴に黒斑があり、右はなし。

No.240306-R7002651
No.240308-R7004531 No.240308-R7004590
セグロカモメ白化個体 成鳥冬羽   セグロカモメの全身白化個体で、翼全体のグレーと黒色パターン部が白化してムラ状の薄い褐色となっています。また黄色い嘴に赤斑がある事から成鳥と判断できます。
カモメ類の白化個体は種類を問わず希に見られ、その殆どが部分白化で今回のような全身の白化はアルビノのように極めて珍しい個体で、自分ではセグロカモメの全身白化は初めての経験で大変幸運でした。
No.240327-R7005504 No.240327-R7005484
No.240327-R7005507 No.240327-R7005518 No.240327-R7005510
No.240327-R7005821 No.240327-R7005556 No.240327-R7005777
No.240327-R7005846 No.240327-R7005893 No.240327-R7005900
シロタイミル雑種カモメ 通称:市場君 成長冬羽   

昨シーズンまでいつも縄張りにしていた岸壁工事がほぼ終了し新しくなった岸壁でも以前と同様に行動しています。

No.240307-R7003213
No.240307-R7003219 No.240306-R7002645 No.240303-R7000381
ワシカモメ 第1回冬羽   

今シーズンはワシカモメの1Wが特に少なかった。
例年はさほど珍しいという感覚が無かったけれど、今シーズンは近くで見たのはこの個体のみだった気がする。

No.240308-R7004474
タイミルカモメ 第1回冬羽   

暗褐色が目立った個体ですが、2月に確認した個体までの濃さはありませんでした。

No.240306-R7003154
オオセグロカモメ 第1回冬羽   見るからに痛々しい個体です。
No.240304-R7001224 No.240304-R7001233
シロ系雑種カモメ 第1回冬羽   

今シーズンよく見かけた雑種個体ですが、今回釣り針が絡んでいました。

No.240328-R7006350
マダラウミネコ 成長冬羽   

一時期減少していたかと思えていたマダラウミネコが今シーズンはちょこっと目立つようになってきた。

No.240305-R7001853
No.240306-R7002750 No.240306-R7002694 No.240306-R7002681
ウミネコ 成鳥冬羽   黄色いカラーリングじゃないな。何だろう?
No.240324-R7004794 No.240324-R7004815
ウミネコ 第1回冬羽   

釣り糸が絡んだ個体。

No.240324-R7004890
カモメ(ヘイネイ寄り) 第1回冬羽   今シーズン干潟によく現れた尾羽に目印がある個体で、シーズン初期から体色が薄めでヘイネイ寄りに見えていました。後期になれば更に薄くなり通常のヘイネイのようになるかと想像していましたが3月末でもあまり変化は無くヘイネイと断定するのは白さに欠けるように感じます。かといって通常のカムチャッカと比べれば確かに薄くやはり中間的な個体に感じました。
No.240328-R7006236 No.240328-R7006297
ベロカモメ 第2回冬羽   

12月にもカモメの2Wを見かけてたけど別個体かも。

No.240328-R7006290
紋付きカモメ 成鳥冬羽   希に見られる紋付き型の部分白化個体。
No.240328-R7006844 No.240328-R7006839
今回の観察・撮影機材

デジ眼 : Canon EOS-R7 EF100-400mm F4.5-5.6 L IS 2+EXTENDER 2X+1.4X
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120 今回未使用
コンデジ: Nikon coolpix P1000 今回未使用
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