久しぶりに第三漁港で食べ物を探して飛び回る姿が見られました。
この個体、微かにＭ字班の名残が見られますので第２回か若い成鳥のように思えます。

この個体は、小型で悩ましい個体です。体色は濃いめで雨覆の模様は細かく、オオセグロに見られる大雨覆の不揃い感は少ない。初列の濃さは三列同様で、セグロのように濃くはなく、ワシよりは濃い、カナダのようにも見えるが嘴が微妙に大きくも見える。
なんとも悩ましい。

一見この個体は、小型でかわいらしい顔に短い足でカナダカモメかと思いいましたが、初列裏面は濃くセグロカモメでちょっとガッカリでしたが、胸の班の現れ方はセグロですが、あまりのカナダ似セグロにびっくりです。

カモメの数が少ない中で足の黄色いホイ系が今回は割合的に多く含まれていました。
頭部の茶班ははっきり出ていますが、まだ初列風切には旧羽の残っている個体が見られます。
右下は旧羽は脱落しています。
グレーの濃さも様々です。

まだシロの幼鳥の姿が見られませんでした。
今回は成鳥２個体とこの個体のみ。
この時期の第２回は胸の褐色味が目立ちます。

震災後には多くの汚染された個体が大変多く目立ちましたが、最近は油曝個体は全く見ていませんでした。今回はこの個体のみ。

今日はタダカモメを多く見かけました。
この時期はまだ茶班の濃い個体が目立ちます。

ウミネコは喚羽が早く、この時期で夏羽に換羽して頭部が白くなってきている個体が目立ち出しました。
茶班の現れ方や喚羽の状況は年齢や個体差などで様々です。

第三漁港の空き地から黒生にかけて、以前から草地の上で獲物を探して飛んでいる姿をたまに見かけていましたが、今日は珍しく近くに止まってくれました。

銚子側で観察をしているとあまり見られない光景ですが、今日は波崎側からでしたので夕日のシルエットが綺麗でした。