３月から４月にかけて、顔と嘴が段々黒くなってきます。
この個体は喚羽途中の頭部がゴマシオ状になっています。

４月末頃になると成鳥はほとんどが褐色味の黒い頭の夏羽に変わっています。英名の Black-head Gull がお似合いです。

４月の中旬になり、頭部はほぼ完全に黒褐色に変わり、夏羽に変わりました。
そろそろ北の繁殖地に移動する時期です。

偶然にも繁殖地に移動して国内では見られない夏場のユリカモメを見る事が出来ました。
この個体は頭部がまだ黒っぽい成鳥の夏羽から冬羽に移行が始まった個体です。

成鳥：嘴と足の色が赤、体色は薄めのグレー、、尾羽の黒帯はなし。

第１回：嘴と足は黄色味、雨覆や三列風切に褐色部があり尾羽には黒帯がある。

頭部や背に幼羽のなごりの茶色い羽が残り体色は茶色っぽく見えます。
遅く誕生した個体でしょうが、茶色い幼羽の姿が想像できます。
早い時期に希に見られます。

第１回の個体の特徴は、嘴と足が黄味となっています。
また雨覆や風切に褐色部があります。

初列、次列の大雨覆がこんなに黒っぽい個体はあまり見かけません。
極希にこのような暗色タイプが見られます。

第１回の個体の特徴は、嘴と足が黄味となっています。

足と嘴に黄色味となっていて、雨覆や三列風切に幼羽のなごりの褐色部があります。

突然小さな渚に懐かしい姿が現れました。
もう７月も20日です。この時期のユリカモメは初めてなので感動の出会いでした。
この個体、頭部が黒くなくまるで冬羽のようです。尾の先に僅かに黒帯の名残があり第２回と想像出来ますが、喚羽や成長の状況に疑問を感じました。
初列が退色して茶色くなった夏のユリカモメは始めてみました。

三列風切には褐色部は見られず、足と嘴が黄味のオレンジ色をしています。