まだ冬羽の個体が多く見られますが、徐々に頭部がごま塩になり換羽の早い個体はかなり黒っぽくなってきた個体も見られました。

まだ喚羽中ですが、早い個体は３月末に頭部か黒っぽくなってきています。

３月から４月にかけて、顔と嘴が目の回りを残して段々黒くなってきます。
この個体は半分程喚羽した頭部がゴマシオ状になっています。

ユリカモメの頭部が黒くなってくると、毎年シーズンの終わりを感じてしまいます。銚子港のユリカモメはまだ半々ですが夏羽の喚羽がどんどん進んでいます。

嘴の周りがまだ白く残っています。

例年、頭部に黒頭巾の夏羽に換羽した個体が増えてくると移動の時期で、約半数が換羽中ですが集団で見られるのは今シーズンはこれが最後かもしれません。

ユリカモメは成鳥の半分くらいが黒頭巾の夏羽の姿に変わってきています。夏羽の姿が目立つようになってくるとそろそろ移動時期です。

ユリカモメも成鳥から順に頭部・嘴・足と黒っぽくなり夏羽の姿にどんどん移行しているのが見られます。
移行途中にはごま塩頭の個体も見られます。

銚子漁港で越冬していた個体群は既に移動していて、21日のみ移動中のこの個体群が立ち寄ったと思えます。

若い個体は喚羽の進行が遅く、右下の第１回ではほとんど冬羽の状態で、左下奥の個体は足がオレンジ味で若い成鳥か第２回と思えます。このタイプの個体は成熟した成鳥より喚羽時期が遅れる傾向にあります。

４月の中旬になり、頭部はほぼ完全に黒褐色に変わり、夏羽に変わりました。
そろそろ北の繁殖地に移動する時期です。

偶然にも繁殖地に移動して国内では見られない夏場のユリカモメを見る事が出来ました。
この個体は頭部がまだ黒っぽい成鳥の夏羽から冬羽に移行が始まった個体です。