飛翔時の第１回の個体は、尾の先に黒帯が目立ちます。

初列、次列の大雨覆がこんなに黒っぽい個体はあまり見かけません。
極希にこのような暗色タイプが見られます。

標準的な早期の第１回の個体で、背はグレーになっていますが、雨覆いの褐色のコントラストが強く、また嘴と足の黄色味が目立ちます。

この第１回の個体は頭部の斑がはっきりしています。かなり第１回冬羽の典型的な姿をしています。

標準的な早期の第１回の個体で、嘴は冴えの少ない黄味をしています。

この時期の第１回の個体は頭部の茶色い幼羽は目立ちませんが、この個体は頭部にまだ茶色い幼羽が残っていました。

標準的な第１回の個体で、雨覆の褐色部は少なくなり体色は薄いグレーに見えますが、三列風切には黒褐色が目立ちます。

この個体は１月になっても背や雨覆の褐色部が目立ちます。誕生が遅く成長が遅れていると思われます。

換羽状態の異常と思えますが、１月に頭部の黒い夏羽の姿に驚きと感動です。
三列や雨覆に褐色部がありテールバンドも残っているところは第１回のようですが、頭部は成鳥のような完全な黒頭巾になっています。
第１回では成鳥より頭部が黒くなる時期は遅くなる傾向があり、移動前の国内で観察するかぎり完全な黒頭巾にはなかなかなりませんが、繁殖地ではこのようなタイプも一部見られるようですが、異常に換羽の早い個体と思えます。

大型カモメが少ない中でもユリカモメは港内に残っていたようで多くの姿が目立ちました。
かわいらしいですね。

例年干潟ではユリカモメはほとんど姿が見られませんでしたが今シーズンは干潟や港内のあちこちでユリカモメの姿が目立ちます。
またこの第１回は２月になっても茶色い幼羽が多く目立ちます。

２月頃になると足や嘴が冴えのない黄味から冴えのあるオレンジ色味の黄色に変わって綺麗に見えてきます。

翼を広げると胴体はかなりスリムです。

この第１回の個体は、雨覆が他の１Ｗに比べやや濃く見えました。

頭部がやや黒っぽくなってきていますが、成長のような濃い黒にはなりません。