アメリカセグロカモメ 通称スミスは、極少数が冬鳥としてやってきます。
大きさはセグロカモメと比べやや小さめで背のグレーはやや薄目、初列風切は表裏共に黒が多く先端の白班は小さめで、透き通った黄白の虹彩が印象的です。
成鳥冬羽

やや小型で薄い体色が目立ち、黄色っぽい虹彩と眼瞼に黒が多めの初列風切が特徴的で嘴には赤班の上に小さな黒班が見られます。
大変綺麗な成鳥です。

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No.170209-7D-82055 特大 No.170209-7D-82094 特大 No.170209-7D-82061 拡大
推定アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽     この個体、嘴の黄色の冴えがあり、通常のセグロカモメと雰囲気が異なる第一印象でしたが、アメリカセグロカモメの特徴の眼瞼がオレンジ色で虹彩が明色で黄色っぽく見えます。
可能性としてシロセグロがありますが、初列の裏は白っぽい様子はなく、シロセグロは除外でき、アメリカセグロカモメと考えれば背のグレーは微妙に薄くも感じますが、特徴の一つの嘴に小さな黒班がなく、初列のパターンが確認出来ず特定には至りませんでした。アメリカセグロカモメで良いのだろうか疑問が残りますが大変興味深い個体です。
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成長夏羽   移動遅れのセグロカモメを惜しみながら見ているとグレーのやや薄い個体が現れました。もしやと思って見ていると初列の裏は濃いのでシロセグロではなく、黄色い虹彩に黄色に近いオレンジ色でスミスの特徴的な眼瞼で、嘴に黒班も見られます。
この個体の初列風切りのパターンはP10のミラーは小さく黒色部がやや多く見えます。
また、首回りににはかなり薄くなった茶班がうっすら残っているのがわかります。
シーズン中でもアメリカセグロカモメは珍しく、殆どが移動し、セグロカモメの成鳥も少ない時期に大変貴重なほぼ夏羽の姿を幸運にも観察が出来ました。
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第4回冬羽

特徴的な黄色く輝くような虹彩にオレンジ色味の眼瞼と薄めのグレーが目立ち、初列の白斑は少なく黒色部が大きくなっており、尾羽に僅かに班が残っているのが観察できました。

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第4回冬羽 

体色が薄く体型はやや小型でカナダカモメ的ですが初列風切の黒色部は多く、P10は伸長中で小さなミラーが見えます。

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アメリカセグロカモメ?? 第4回冬羽

グレーの薄い翼が目立ちました。初列風切の黒が多くカナダやシロセグロではありません。
翼のパターンはアメリカセグロカモメのようですが、セグロカモメの4Wなどでは白班が小さく黒が多く見え類似点があり詳細が観察出来ず悩むところです。

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第3回冬羽 

この個体、明色の虹彩が目立ち、初列風切は黒い部分が多く感じ、背のグレーがやや薄く感じます。
初列パターンは確認できませんでした。

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第3回冬羽

この個体、黄白の虹彩が目立ちました。
背のグレーも薄く、初列風切はP10に小さなミラーがあり黒色部も多く見られます。

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第3回冬羽 

グレーが薄く虹彩の白っぽく、この個体の初列パターンは裏表の黒も多く、裏も濃くアメリカセグロカモメかと思いました。

20837 MP4 HD動画 30秒 30M
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第3回冬羽

透明感のある虹彩が目立っていました。

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第3回冬羽 

この個体、体色の薄いグレーが目立ち、アメリカセグロの特徴の黄白に輝くような虹彩までには至りませんが白っぽくなりかけています。テールバンドもやや広めで、初列表面のパターンが確認できなかったのが残念。

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第2回冬羽

明色の虹彩に背には薄目のグレー、大雨覆にははっきりした暗色部がライン状に見え、かなり代表的なアメリカセグロカモメの第2回といった印象です。

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第2回冬羽 

この個体、黄白の特徴的な虹彩をしています。初列風切は黒く、大雨覆や腹部は濃く見えます。

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No.141224-43028 拡大 No.141224-42992 拡大 No.141224-43062 拡大
2013年の第3回時から連続的に観察している個体
第3回冬羽

干潟によく現れた個体で、今回も干潟の中で背のグレーがカナダカモメのように薄く目立ちました。

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No.130330-10310 拡大 No.130330-10304 拡大 No.130330-10302 拡大
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第4回冬羽

干潟によく現れる個体で4回にしては褐色部が多く、3回にしては嘴の黒班が少なく中間的な感じだし悩ましい個体です。

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No.140210-7D-17718 拡大 No.140210-7D-17710 拡大 No.140210-7D-17709 拡大
第4回冬羽   初列パターンはP10に小さなミラーがあり両面黒色部が多く、眼瞼は黄色味で虹彩がちょっと濃く見え、尾羽や三列に褐色部が残っているのが確認出来ます。
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第4回冬羽   今シーズン背のグレーが薄く目立ち何度も見かけて初列パターンはP10に小さなミラーがあり両面黒色部が多く、眼瞼は黄色味で虹彩がちょっと濃く見えます。
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第4回夏羽

2月から何度も確認している個体ですが、今回も確認し、他のセグロカモメと比べてもやっぱりグレーは薄く、観察する度に頭部もかなり白くなってきました。

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第5回冬羽  15年シーズン不思議に相性が良く連続で確認している個体で、今回は水揚げでこぼれたサバに固執している姿が見られました。
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成鳥冬羽(第5回)

今シーズン連続で確認している個体で、前の観察では瞳が大きく虹彩も暗色に感じていましたが、今回の観察ではアメリカセグロカモメらしく瞳が小さくなり虹彩も黄色味に見えるようになってきた。

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No.150325-61640 拡大 No.150327-39439 拡大 No.150325-61570 拡大
第5回夏羽に移行中    頭部が白くなって夏羽の雰囲気になってきています。この個体の目印にしていた三列の褐色斑点の左側が無くなって別固体かなと思いましたが、右側の斑点はまだ残っていました。またシーズン初期に比べ嘴の黒班はかなり小さくなってきました。
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アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽
(第6回冬羽) 

昨年は5Wの姿でよく観察していた個体で、嘴に赤班と黒班が残っていますが成鳥になった姿で再会できました。
目に違和感を感じるのも昨年と同じ印象です。

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成鳥冬羽(第6回冬羽)    虹彩の黄味は昨年より幾らか黄味が出てきた印象です。
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成鳥冬羽(第7回)  以前よく見かけた目に違和感のある個体で近年は出現率が低くなりましたが今シーズンも見る事が出来ました。小型で薄目のグレーに初列風切の黒が多く先端には小さな白班が目立ちます。
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No.161224-7D-71030 特大 No.161224-7D-71037 特大 No.161225-7D-71640 特大
成鳥冬羽(第7回冬羽)

いつものアメリカセグロカモメで今回は度々姿を現してくれました。

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No.170210-7D-82307
No.170211-7D-82729 特大 No.170207-7D-81172 特大 No.170209-7D-82295 特大
成鳥冬羽(第7回) いつものアメリカセグロカモメで今回も度々姿を現してくれました。嘴の黒班が右側から見ると少なく、左から見るとやや多く左右非対称になっていました。
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No.170223-7D-87304 特大 No.170219-7D-84629 特大 No.170222-7D-86724 特大
成鳥冬羽(第7回) いつものアメリカセグロカモメで今回も度々姿を現してくれました。嘴の黒班が前回より目立たなくなり赤班が目立つようになってきた印象です。
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No.170305-7D-89332 特大 No.170304-7D-88670 特大 No.170304-7D-88627 特大
成鳥冬羽(第7回)

いつもの目に違和感のあるアメリカセグロカモメで今回も姿を現してくれました。

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特大 1600×1100
No.170319-7D-93327
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成鳥冬羽(第7回)  いつもの目に違和感のあるアメリカセグロカモメで4月に入った今回も姿を現してくれました。
No.170407-7D-00631 特大 拡大 No.170408-7D-01472 特大 拡大
No.170407-7D-01138 特大 No.170407-7D-99929 特大 No.170407-7D-01115 特大
No.170407-7D-99917 特大 No.170407-7D-00704 特大 No.170408-7D-01447 特大
参考資料:
アメリカセグロカモメ?? 成鳥冬羽

黄色味の虹彩にオレンジ色の眼瞼が目立ちました。背のグレーはやや薄い程度で初列パターンは黒色部が多めですが嘴に黒班はなし。
アメリカセグロカモメかもしれない参考まで。

拡大 特大 1600×1100
No.150323-7D-37748
No.150323-37980 拡大 No.150323-38097 拡大 No.150323-38066 拡大