カナダカモメ Thayer's Gull の特徴は、セグロカモメと比べて小型で足が短く背丈が低く、丸い頭で小さな嘴がかわいらしい顔つきに見えます。
背の灰色はやや青味があり薄く見えます。
カナダカモメ成鳥の特徴

@ 小柄な体型で足がやや短く赤っぽく見えます。

A 初列風切が長く、裏面が白っぽく見えます。

B 背の灰色は青味のある薄いグレーで、セグロカモメとシロカモメの中間程度。

拡大 特大 1600×1100
No.131225-80HD-S120-14480
C 頭部は丸みがあり、嘴は細短く目が大きくかわいらしく見えます。

D 眼瞼は紫味のピンク色で、虹彩は暗色個体が多いですが明色まで様々。

E 頭部から胸にかけての茶班はもやもやしてソフトな感じに見えます。
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No.110226-5D-01746
No.120204-7D-00786 拡大 No.120204-7D-00696 拡大
カナダカモメ大きさ比較 セグロカモメと列ぶと小柄で背が低いのが目立ちます。大きさには個体バラツキがあり、大きめの雄個体から小柄なかわいらしい雌個体まで様々です。
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カナダカモメの特定

初列風切の黒色部は少なく、翼を伸ばした時に特にP9からP6の内弁に黒色部の少ないのが目立ちます。
P10の裏面は薄く白っぽく見えセグロカモメと区別できます。

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No.140126-80HD-S120-24794
カナダカモメの初列風切パターン

@P10のミラーは大きめで先端まで達する個体も見られます。
AP9のグレータングが白斑と繋がっています。
BP8からP6のグレータングも長くなっています。
C黒の枚数は6枚または5枚になっています。

シロセグロ雑種も似通ったパターンになり判断に注意が必要です。

拡大 No.4081
カナダカモメ初列風切の突き出し量


初列風切の突き出し量は長く、A>B
の条件にあてはまる。

P10が伸長中の場合や観察する角度で正確に判断出来ない場合があります。

拡大 No.5779
カナダカモメの第1回から第4回の特徴
カナダカモメ第1回の特徴

体型は小型で成鳥と同じです。
@初列風切が長く、羽縁が太く目立ちます。
A嘴は細短く、大部分が黒く基部が徐々にピンク色に変わってきます。
B雨覆の模様は細かくコントラストは少ない。
C頸から胸にかけての班はべたっとした感じに見えます。

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No.120211-7D-01293
カナダカモメ第1回の翼パターン

@テールバンドはオオセグロカモメのように広く見えます。
A初列風切は外側が濃く、内弁は薄く見えます。
B初列裏面はやや薄く見えます。

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No.140210-7D-17573
カナダカモメ第2回の特徴

体型は小型で成鳥と同じです。
@肩羽に薄いグレーの羽が現れます。
A初列風切が長く濃くなり羽縁がやや目立ちます。
B嘴は細短く、基部がピンク色で先端に黒班が目立ちます。
C大雨覆がやや濃く見える個体が多くいます。
D頸から胸にかけての班はべたっとした感じに見えます。

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No.130302-7D-08266
カナダカモメ第2回の翼パターン

@テールバンドはオオセグロカモメのように広く見えます。
A初列風切は外側が濃く、内弁は薄く見えます。
B初列裏面はやや薄く見えます。
C初列風切外弁と尾羽は第1回より濃く見えます。
DP10に小さなミラーが現れる個体も見られます。

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No.130330-10457
カナダカモメ第3回の特徴

体型は小型で成鳥と同じです。
@肩羽と雨覆にも薄いグレーの羽が現れます。
A初列風切が長く黒っぽくなってきます。
B嘴は細短く、基部が黄味を帯びたピンク色で先端に黒班が目立ちます。
D頸から胸にかけての班はもやもやした感じに見えます。

拡大 特大 1600×1100
No.140126-7D-15482
カナダカモメ第3回の翼パターン

@P10の先に成鳥より小さめの白斑が現れ、カナダカモメ特有のP5からP9のグレーのタングが目立ちだします。。
A初列風切は外側が黒く内弁は薄く見え、裏面は薄く見えます。
C尾羽には黒班の残る個体が多くあります。

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No.140126-7D-15691
カナダカモメ第4回の特徴

体型は小型で成鳥と同じです。
@嘴が黄色く先端に赤班が現れ、黒班が少し残ります。
A尾羽に黒班の残る個体があります。
B三列風切に褐色部が残る個体があります。

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05.3. 3  No.1D-7527