コカモメは、カモメの亜種 brachyrhynchus として主に北米に生息し、アメリカでカモメ Mew Gull と言えばこのタイプです。
銚子で普段見ているタイプよりやや小さく、背のグレーは幾分薄く感じます。また、初列の白色部が多いのが特徴的です。
銚子にも少数が飛来してきていると言われていますので、これから注意して見てきたいと思います。
カモメとコカモメを別種として扱うかは何とも言えませんがここではコカモメとしてみました。
掲載している写真は北米アラスカ州アンカレッジ近郊で06,07,04〜7で撮影しました。
カモメ 亜種コカモメ 成鳥夏羽

アンカレッジ近郊のポッター沼では、多くのコカモメが繁殖していました。
銚子で普段見ているカモメと比べ、やや小さく、微妙ですが嘴が細く、背のグレーは微妙に薄目に見えます。

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コカモメ brachyrhynchus の初列パターン
初列外側から3枚目(P8)の白色部が多いとされていますが、P8を含め全体的に黒色部が少なく見えます。ここで見ているとP8の白色部の大きさは個体差があるように感じました。
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参考資料:  銚子漁港で普段見ているカモメ kamtschatschensis では、初列風切の黒色部が多く見えます。(下2枚)
04.12.26 銚子港 No.1D-4743 05.1.9 銚子港 No.1D-4427
繁殖地の様子
アンカレッジ近郊のポッター沼では、多くのカモメが繁殖していました。広々した沼地で、蕪島のウミネコが1mほどの縄張りなのに、ここでは縄張り争いが見られないほど広い環境で子育てを行っていました。
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コカモメのヒナ

蕪島で見たウミネコのヒナより全体的に白っぽい色をしていました。
このあたりの土の色が灰色っぽく保護色になっているのでしょう。

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キーナイ川で見たコカモメ

単独でいた場合、カモメとコカモメ識別は結構難しいと思います。
翼を広げてくれれば、区別がつけやすいんですが、大きさもユリカモメのように小さいわけでなく、やや小さい程度です。

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アンカレッジ市内のコカモメ

アンカレッジの市内には湖のある公園が沢山ありましたが、小さな集団で休む姿が見られました。中心部の市街地でもちょこちょこ単独でいる姿が見られました。

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ミツユビカモメとコカモメ 第1回夏羽

ホーマーの港入口で右手前ににいる個体が非常に気になり詳しい方に確認して頂きましたら、足の長さからミツユビカモメではなく、コカモメとのご返事を頂きました。コカモメでもここまで小さい個体がいるのには驚きでした。

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