17.08.10 改 
 アイスランドカモメ亜種カムリアンは、冬鳥として銚子港に極少数が飛来しています。
アイスランドカモメには体色の白っぽい亜種 glaucoides と亜種 kumlieni があり、銚子漁港では亜種 kumlieni が見られます。
亜種 kumlieni はアイスランドカモメ亜種 glaucoides とカナダカモメとの雑種との説があり、中間的な特徴を持っています。体型はカナダカモメと同じく、小型で嘴が小さく、体色はカナダカモメより白っぽく見え、やはりかわいらしい姿です。
カムリアンアイスランドカモメ 幼羽
カナダカモメにしては初列が薄く、アイスランドにしては体色が濃いめです。
この個体はカムリアンアイスランドカモメ幼羽の可能性があるとのご指摘がありました。
一見すると初列風切の羽縁が薄い部分が太く、カナダカモメよりツートンカラーのように見えます。
05.2.27 銚子港 No.1D-7272  拡大 05.2.27 銚子港 No.1D-7266  拡大
No.1D-7278  拡大 No.1D-7280  拡大 No.1D-7281  拡大
カムリアンアイスランドカモメ 第1回夏羽に移行中
この個体は、小さくて丸い頭に小さな嘴で目立ちました。体色が白っぽく特に雨覆いが退色、摩耗で更に白っぽく見えます。初列風切の羽縁は広く、コントラストが強く、尾羽の斑は褐色部が広いカナダカモメと違って狭く見えます。
No.090328-50D-02153 拡大 No.090328-50D-02035 拡大
No.090328-50D-02173 拡大 No.090328-50D-02172 拡大 No.090328-50D-02091 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 第3回冬羽
この個体は、やや頭部が低く見えましたが、薄めのグレーと翼を広げた時の初列風切裏面が白っぽく、表面には褐色味ではありますがP10からP8にかけての白色部が多いカナダカモメのパターンと思えましたが、鳥と絵画のページの解説よりカムリアンに訂正しました。
No.090328-50D-01736 拡大 No.090328-50D-01706 拡大
No.090328-50D-01729 拡大 No.090328-50D-01795 拡大 No.090328-50D-01797 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 亜種 kumlieni 第3回冬羽
やや大きめで頭が白い個体で、変わった雰囲気でしたが、当初カナダの範疇かと思っていましたが、他のサイトでも同一個体が観察されており十分納得のいく解説がありカムリアンに訂正しました。よく見直すと初列の黒は5枚だし、まだまだ観察が足りません。
No.110211-5D-01252 拡大 No.110211-5D-01014 拡大
No.110211-5D-01307 拡大 No.110211-5D-01032 拡大 No.110211-5D-01031 拡大
No.110211-5D-01040 拡大 No.110211-5D-01273 拡大 No.110211-5D-01051 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 亜種 kumlieni 第3回冬羽   3/11と同じ個体と思えます。今回は堤防での観察で、嘴が小さく、頭部が丸くかわいらしく見えます。
No.110306-774-S95-06090 拡大 No.110306-774-S95-06091 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 第4回冬羽通称3号

体型はカナダカモメですが、頭部が白っぽく、初列の黒色部は灰色というより黒インクを水で薄めたような薄い黒に見え、普通のカナダカモメのパターンとやや異なります。

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No.120204-80HD-S95-12783
No.120204-80HD-S95-12796 拡大 No.120204-80HD-S95-12804 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 成鳥冬羽
通称3号(第5回冬羽) 

夕方現れた白っぽい個体で、当初は初列の濃さからカナダカモメと思いましたがパターンがカムリ的。

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No.130209-80HD-S110-07533
No.130209-07522 拡大 No.130209-07517 拡大 No.130209-07600 拡大
No.130209-07464 拡大 No.130209-07572 拡大 No.130209-07429 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 成鳥冬羽
通称3号(第6回冬羽)

頭部が白っぽく目立ちました。上の個体に似ていますが嘴に小さな黒色部があります。初列パターンは確認出来なかったので今後注目したい個体です。

拡大 特大 1600×1100
No.140224-7D-19247
カムリアンアイスランドカモメ 成鳥冬羽
通称3号(第7回冬羽) 

見た瞬間感動でカメラを持つ手が力みました。
カムリアンはカナダとアイスランドの中間的な特徴がありますが、この個体は通常のカナダカモメより体色が薄く、初列P9の白班とグレータングの境目がなくよりカムリアン的です。

拡大 特大 1600×1100
No.150225-7D-32816
No.150225-32849 拡大 No.150225-32867 拡大 No.150225-32866 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 通称3号
成鳥冬羽(第8回冬羽) 

昨年に続き幸運にも今年も再会出来ました。
小柄で薄目のグレーに白っぽい頭部で通称3号だとすぐにわかりましたが、残念ながらすぐに飛び去って瞬間的な再会でした。

拡大 特大 1600×1100
No.160205-7D-47452
No.160205-7D-47464 特大 拡大 No.160205-7D-47454 特大 拡大
No.160205-7D-47450 拡大 No.160205-7D-47469 拡大 No.160205-7D-47456 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 第1回冬羽
体色のコントラストが通常のカナダカモメ1Wに比べ高く、特に初列風切の羽縁の白さが目立ちカムリアン的で幸印象です。
しかし全体の体色がが代表的なカムリアンに比べやや濃い目でべたっとした感じはカナダカモメ寄りな印象を感じます。
No.66902 MP4 HD動画 34秒 34M
No.66907 MP4 HD動画 40秒 39M
拡大 特大 1600×1100
No.160218-7D-49853
No.160218-7D-49370 特大 拡大 No.160218-7D-49668 特大 拡大
No.160218-7D-49427 拡大 No.160218-7D-49444 拡大 No.160218-7D-49523 拡大
No.160218-7D-49824 拡大 No.160218-7D-49358 拡大 No.160218-7D-49608 拡大
No.160218-7D-49497 拡大 No.160219-7D-50480 拡大 No.160218-7D-49639 拡大
No.160323-7D-57433 拡大 No.160323-7D-57640 拡大 No.160321-7D-56817 拡大
カムリアンアイスランドカモメ 通称3号 成鳥冬羽(第9回冬羽)    小柄で白っぽい個体が降りてきて直ぐにカムリアンと直感しカメラを持つ手に力が入りました。3号に似てるけどやや首回りの茶班が濃く、初列風切の黒が濃いめにも感じやや悩みましたが、帰ってから昨シーズンの写真と見比べると首回りの茶班や初列パターンはほぼ同じで通称3号と確認しました。
No.170126-7D-76217 特大 拡大 No.170126-7D-76030 特大 拡大
No.170126-7D-76204 特大 No.170126-7D-76005 特大 No.170126-7D-76185 特大
カムリアンアイスランドカモメ 通称3号 成鳥冬羽(第9回冬羽)    これまでの水揚げ時には直ぐに飛び立ってゆっくり観察する機会が得られませんでしたが、今回は雨天のため遠目に水揚げの様子を伺う姿を幸運にもゆっくり観察出来ました。
No.170223-7D-87040 特大 拡大 No.170223-7D-87056 特大 拡大
No.170223-7D-86880 特大 No.170223-7D-87052 特大 No.170223-7D-87079 特大
No.170223-7D-86873 特大 No.170223-7D-86835 特大 No.170220-7D-85546 特大
カムリアンアイスランドカモメ
通称3号 成鳥冬羽(第9回冬羽)

今シーズンは3号と相性がいいようで今回も確認出来ました。
飛翔時の初列風切は黒が薄く白っぽさが極めて目立ちます。

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特大 1600×1100
No.170307-7D-90417
No.170307-7D-90385 特大 No.170307-7D-90431 特大 No.170307-7D-90432 特大
カムリアンアイスランドカモメ(中間個体) 第2回冬羽    小柄の体形に体色が薄目で初列風切の羽縁が薄く広く見えカナダカモメとの中間的な特徴があるように感じる個体です。
No.170307-7D-90877 特大 拡大 No.170307-7D-90862 特大 拡大
カムリアンアイスランドカモメ(中間個体) 第2回冬羽    

前回に続いて確認出来ましたが詳細を確認する前にオオセグロに追い出されすぐに去ってしまいました。

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特大 1600×1100
No.170324-7D-97279
カムリアンアイスランドカモメ(中間個体)
第2回冬羽 
  

前回に続いて今回も確認出来ました。
昨年の1Wと同じかかの判断はできませんでした。この個体は初列風切の突き出し量がやや少ない個体ですがカムリアン中間個体としてもいいかなと感じました。

No.98556 MP4 HD動画 55秒 54M
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特大 1600×1100
No.170406-7D-99237
No.170406-7D-99247 特大 No.170406-7D-99023 特大 No.170406-7D-99022 特大
No.170406-7D-99082 特大 No.170406-7D-99193 特大 No.170406-7D-99749 特大
カムリアンアイスランドカモメ(中間個体)
第1回冬羽 
  

小型で初列風切の羽縁が薄くなっているのが目立ちますが、あまり観察出来ませんでした。

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特大 1600×1100
No.170408-7D-01347