探 鳥 日
 2008年12月27日(土曜)
場 所  銚子漁港(第3漁港から第2漁港)
天 候  晴れ、西風が強い
主な鳥種  ミツユビカモメ(7)、ワシカモメ(5)、シロカモメ(2)、カモメ(△)、セグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、ユリカモメ(○)
ま と め  今日は水揚げはほとんど無く、カモメの数が先週があまりにも多く入っていたせいか、先週に比べ格段に少なくなっていました。
今日は上流方向からの西風が強く、風と寒さに耐えながらの鳥見でしたが、ミツユビカモメが飛び出し時に風にあおられ、転ける姿がおもしろかわいく印象的でした。
ワシカモメ 成鳥冬羽

今日は冬羽の成鳥の姿が見られました。
ワシカモメの現れ方は他のカモメに比べコントラストが少なくもやもやしたソフトな感じでやさしいイメージを感じさせてくれます。喚羽時期はやや早めなので成鳥の冬羽の姿は銚子では珍しい姿です。

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ワシカモメ 第2回冬羽

ワシカモメの体色は薄目の灰褐色が目立ちますが、この個体はやや濃いめの暗色タイプになり、たまにこのような濃いタイプが見られます。

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ワシカモメ 第1回冬羽

標準的なコントラストの少ない薄目の灰褐色をしたタイプです。

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左はオオセグロカモメとのツーショットですが違いがわかりやすい個体です。
右は初列風切りあたりがやや濃いめでオオセグロカモメ的で雑種かは?です。
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シロカモメ 第2回冬羽

先週の第2回の個体は、褐色味がありましたが、この個体の体色はかなり白っぽく見えます。

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セグロカモメ 成鳥冬羽

一般的なセグロカモメですが、初列風切も伸びてきて冬羽の喚羽がほとんど終了してきており、この時期は退色や摩耗の少ない綺麗な個体が見られます。
この個体はやや頭部の茶斑は少な目です。

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セグロカモメ? 成鳥冬羽

この個体はセグロカモメの中で異質の雰囲気があり目立ちました。
喚羽は進んでいるようで、茶斑は薄く、嘴の黄味が夏のように冴えてきています。虹彩は黄色味で眼瞼はオレンジ色味の傾向のように見えます。

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ホイグリン系カモメ 成鳥冬羽

喚羽時期の遅い傾向のホイグリン系ですがこの時期には頭部の茶斑も現れ冬羽の雰囲気がでてきました。

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カモメ(タダカモメ) 左:幼羽から第1回冬羽 中:第1回冬羽 右:第2回冬羽
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ウミネコ 成鳥

喚羽の早いウミネコの成鳥はすでに頭部は白くなり夏羽に変わってきている個体が増えています。

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ウミネコ 左:第1回冬羽 中、右:第2回冬羽はバラツキが多く、右の個体には尾の先に白斑が見られます。
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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

横から見ると足の短さが目立ちます。
頭が小さい。胴回りが大きい。
特徴的なスタイルですがいつ見ても愛嬌があってかわいらしいです。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

後頭部の黒斑が濃く目立ちました。
そして飛び出しの時、風にあおられて見事に転倒、飛翔能力に優れたミツユビカモメでもこんな事があるんですね。
愛嬌があってかわいらしい個体でした。

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さあ出発! あれ!転けた 見られたか? 再び出発!
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今回の観察・撮影機材
デジ眼 : EOS-50D EF70-300 4.5-5.6DO IS
デジスコ: TSN-774 +TE17W(30X)、 TE10Z(20X-60X) + P6000 雲台:改造KDSジンバル
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